【2024年5月20日~6月4日】
斎宮跡のある明和町には
花菖蒲の原種、ノハナショウブが
群生しています。
「どんど」と呼ばれる取水口付近に
たくさん咲いていたことから
「どんど花」の愛称で親しまれて
います。
濃紫色の美しい花を、三色の
練り切りで表現しました。
またの名を「御所撫子」とも呼ばれ、
その昔、斎王となられた皇女が遠く
都を懐かしみ御所から移し植えたと
伝えられています。
薄紅色の羊羹をきんとんに仕立て、
今が盛りと咲く、優雅な伊勢撫子に
見立てました。
雨の恵みを受け、ここ伊勢の地でも
青梅が目にも清々しく、実りの時を
迎えようとしています。
刻み梅入りの白餡を、外郎で
包みました。爽やかな青梅の香りが
嬉しい、五月雨の便りです。